車椅子と、お母さん

車椅子生活の中で、
母に泣きながら人前で怒ったことがある。

「私を惨めにしないで」

母は私のためにいつも一生懸命でいてくれる
私のためにしんどくないよと動いてくれる

なんでもしてあげようと思う母と
できることは自分でやりたかった私

お店で物を買いたくても
商品をとる、店員さんに渡す、お会計を渡す、釣り銭をもらう、何でもかんでも母が間に入ろうとするので

「とところ、ひとりでできるもん!」
(せっかくなのでトトロ風に)

なんてお店で叫んだ。

「ごめん慣れなくて」

と困惑した母だっただけど

「慣れないてなに?お母さんが車椅子生活していくの!?」

とかぶせぎみに叫んだ。

ただ車椅子なだけやし
ただ歩いてへんだけやし

「惨めな扱いしんといて!」

叫んだ私こそ
母の優しさに素直に感謝できない
惨めな大人や。

いつだって明日父母が死んでも私が病気で死んでも
悔いのないようにと、
本気で思ってるのに。

ありがとう、でもそれはいいよ。

みたいな心の余裕がなかった。

帰ってから
病気が増えて、下肢の鈍痛やしびれがひどくなって
いろんなことがおきた
最近の辛いを
羅列して叫んだ。笑

みそじすぎ、辛いと叫ぶ。

のどが枯れるかと思った。
ちょっとすっきりした。

ごめんなさい、ありがとう

ちゃんと言えない人間にならないように。

日々リハビリ
色々と!