自分の身体で走ろうと思ったこと

非アレルギー性喘息
びまん性汎細気管支炎

変形性足関節症
変形性膝関節症
インピンジメント症候群
足根洞症候群

多剤耐性緑膿菌
蓄膿
癒着性顎関節症
不眠症
うつ病


昔っから喘息もちで、水泳とか色々やった。
色々やった。
今、改善はしていない。
どちらかというとひどいほうと医師に言われるけど、
あんまりどの吸入薬も内服薬も効かない。

心にぽかんと穴があいた気になるときがある。
走っている人を見てるときよくなる。
私も走ってみたいなぁって思って
よくすんなり諦めてきた。

足が悪いのは15年前くらいから
色々と理由があるけど今はまだ書かない。

足が悪くなってから、諦めてしまうことが増えた。
簡単に物事を諦めるようになった。
諦めるのは楽だから。

だって息が苦しいし
だって足が思うように動かないし、痛いし。

理由はいくらでもあったし
なんでもみんな納得してくれたし。

でもきっとそんな私に私は30年以上甘えて生きてきた。
今も変われないことはたくさんあるけれど

最近とある人と出会った。
その人は友人でも恋人でもなんでもないし
この先そんな関係になることもない。
なりたいとも思わない。

けれど私はその人のことは、
とても特別に思っている。
きっと一生特別に思っている。

だからこそ、私は走ろうと思った。
何の理由なの!?と言われるだろうけど
なんとなくずっと走ってみたいなぁって思っていた気持ちを
こんな体力も0に近い退院直後に本気で決意している。

持久走の授業は60分三角座りをするか
とりあえず歩いたり座ったりを繰り返す時間だった。
短距離走はできた。
繰り返しはできないくせに、
謎にそこそこ昔は早かった。
クラスの代表とかに選ばれて体育祭で走るなどしたくらい。

でも持久力がない。
そもそも集中力もない。
物事を続ける精神力もない。

なんにもない。
今にいたっては健康な肺も気管支も足もない。
でも走りたい。

その人に出会ったから走りたい。
全然走ることが好きな人でもない
影響されたわけじゃなく、
その人に出会ったことを忘れないために走りたい。

その人は
私を肯定もし、否定もした
助けてもくれたし、追いやられたりもした。
別になんでもない。
何か特別な言葉をかけてくれたわけでもない。
でも走ろう。
その人に出会ったから。

今できることは、
焦らず、少しでも体力を戻すこと。
足の筋力を戻すこと。

私は走ろう。
必ず走ろう。